ぐれっぐのことば日記・改

引越ししてみました

essay

なんとなくNYが好き

私の好きな場所の一つにLIRR(New York CityからLong Islandへ行く近郊列車)のForest Hills駅がある。(LIRRについては「終点の一つ手前」を参照。)二年前の初夏、唯一提出できた論文が落とされ落ち込みつつも、この駅のプラットホームに座り(切符を買わなくて…

言うは易し

いかりや長介追悼Flash 口で「惜しい人を亡くした」というのは簡単だ。じゃあ、そこから何かを学び取って次に繋げられるかというのがとても難しい。上記のflashは基本的に「惜しい人を亡くした」的なメッセージであり、過去回想型であるのだが、あれを作るこ…

歴史(数字パズル)

(現地時間で)金曜日までの辛抱だ。 トイレの鏡を見ながら考えたのだが(脈絡はない)、私の父親は30歳のときに私を産んだ。あれ、何か変だ。もう一度。(素で間違えた) 「私が産まれたとき、私の父親は30歳だった。」うん、これでいい。私が30歳の誕生日を迎え…

「お花見」変わるもの、残るもの、変えたくないもの

時間というものは容赦がない。 日本を出てNew Yorkに来てから、花見の時期に桜を見る機会が減った。 East villegeには桜の木が一本あり、もう少しするときれいに咲くことだろう。それ以外にもあるのだろうが、日本で「お花見」をするような場所はNew Yorkで…

New Yorkに住むことの責任

悪に染まりつつある友人の日記より、3月11日のテロがあったその日、New Yorkの地下鉄では特に放送はなかった。後でテレビでみたところ、Grand Central Terminalなどでは警備が増強されてはいたらしい。まあ、眠くて気がつかなかったんだろう。New Yorkでテロ…

日記ってやつを

書き留めておくというのは、何かしら自分の中に積もっていく思いを表に出したいという事なのかも知れない。などと思ってみたり。ああ、そういえば高校時代のとても恥ずかしい思い出を一つ。「机日記」うちの高校は全日制と定時制があり、2年のときの教室は昼…

また年齢ネタである、すまぬ。土曜日に大学時代の友人の結婚式に出席したと書いたが、その友人(♀)のだんなが自分と同じ歳であることが判明した。ちなみにくにひろくん(仮)は1つ下、その友人は2つ下、うちの姫は4つ下である。実は、昔から「自分は長生きしな…

10年ひと昔

この日記を読んでイタダイテいる人の中には自分より10年くらい年上の人もいるが、そういう人には今日の日記はとてもナイーブに見えるかも知れない。そんなときは笑い飛ばして頂ければ幸いである。とにかく、これは「今まで外に出たくて頭の中でくすぶってい…

同時代的共感

下の話しにやや関連して、自分の理想である(自分がなりたいという意味で)父親像は子供と「同時代的共感」を覚えることができる人である。「友達のような関係を築きたい」といいながら自分の現在の価値観を引きづっている人をよく見るが、「友達のような関係…

頭の中の声

この日記にも書いたことだが、ここに記したいことは、まず頭の中に音声として浮かび上がって来る。人によっては村上春樹のように頭の中に世界があらかじめ存在して、それを物語を通して表現するのだとのもあるのだろうが、自分の声は浮かんでは消えていく儚…

ふるさととは

私の故郷が千葉県I原市の最東端であることは疑いようのない事実であるが、第2、第3の故郷と呼べるところは存在する。「京都」は8ヵ月しか住まなかったにも関わらず精神的なattachmentが非常に大きい。百万遍の雑踏、叡電元田中駅の踏切、出町柳駅周辺の鴨川…

終点の一つ手前

うちの最寄り駅は各駅停車のR線でQueens側の終点、'Forest Hills'の一つ手前の駅、'67th Ave'である。通勤/学の帰りは気がつくと車両に自分だけしかいないときもよくあるし、行きは座れないことはない。ただ、各駅停車のため乗り換え無しで行けるのは良いが…