ぐれっぐのことば日記・改

引越ししてみました

マンション2

日本語だと「マンション」と呼ぶのだろうが、こっちでは「アパート」である。1 bedroomというサイズは日本で言えば、1DKか? 1LDKと呼ぶくらいはあるのだろうか? 何だか大した買物をしたようで偉そうに見えるが、こう考えてみると実はそんなでもないのが分かる。

150Kに頭金5%(=7500ドル)のmorgageを組む。最近はまだ低金利が続いているので頑張って探すと15年ものが年利5%で組むことができる。morgageの月々の支払額は1100ドル。管理がいいところなので、管理費は結構高く月700ドル。実際の月々の支払額は1800ドルであるが、実はmorgageの支払はその月の利息分と元本の返済に分けられる。もちろん、支払の最初が利息が一番高く、終りに近付くにつれ(元本が減っているので)支払のほとんどが元本の返済に当てられる。

計算すると最初の月でさえ、支払中の利息分は600ドル程度である。600/1100と言うのを見ると結構高いと思えるが、元本の返済に当てた分は「将来、(少なくとも同額で)マンションを売れば返って来る」ので、返って来ることのない支払額(利息分+管理費)は1300ドル。同じ建物のstudioがrentに出されたときの家賃の平均が1100-1200ドルであるのを考えると恐ろしい程お得であることが分かる。

最近、マンハッタンの一部で結構安い物件が出回っているようではあるが、日本と違って、地価の変動がそこまでバブリーでないこと。最近の消費者物価の動向を見ている限りではインフレは続いていること。などなどを考えると、売り急ぎさえしなければ、5年10年先にインフレ分くらいの価格を上乗せして売却することは十分可能でありそうだし、最悪の場合でも、月1500ドルでrentに出せば十分、元以上が取れる。12階からの展望を考えると部屋をきれいにしておけば1700-1800ドルくらいも不可能ではなさそうだ。

なんて事を考えると、Big dealというよりは、Good dealといったほうがいいでしょ。まあ、如何にもこの国っぽい考え方ではあるんだけど。

というわけでKさん、こっちで仕事しませんか? しょうもない国ですけど。