ぐれっぐのことば日記・改

引越ししてみました

永住権など

よく聞かれる質問だが「(この国では)永住権を持っていると選挙ができるのか?」 答えは(もちろん)Noである。税金は? Yes. 政府関連の仕事につけるか? Yes/No (ものによる)。在外国人の参政権については日本ではいろいろ議論されているようだが、こちらではそれほどでもない。帰化申請が日本程きつくないせいだろう。ちなみに最近のグリーンカード「白い」。(グリーン→ピンク→白 と変化したらしい)

「市民権」というのが日本でいう「国籍」にあたる。日本で「サントス」が「三都須」になるような間抜けさ(カタカナではいけないのか?)はこちらではないが、名前を英語表記にしなければいけないので似たようなものではあるかも知れない。もちろん、滞在年数など諸々の条件は永住権申請の比ではなく、審査にかかる時間も3年以上らしい。最後の面接ではお決まりの「あなたは犯罪を犯しましたか?」など、No-no questionsに加え、この国の歴史、政治に関する質問をされる。質問はあらかじめ決められた100問の中から10問が出題され、8問以上正解しないといけなかった記憶がある。

日本人からよく聞くコメントは「永住権をもったstatusというのが、どちらの国にも自由に行き来できて一番良い」というもので、xxx-Americanを含むこの国の人達からよくされる質問は「市民権取得は考えているのか?」というものである。まあ、この辺については自分の中でもまだ迷っているtouchyなポイントであるため。今はコメントを控えることにしよう。

ちなみにこの国の人達から質問されたときには、「"Whose Line Is It Anyway?"を100%理解することができたら」と答えることにしている。Drew Careyがホストをしているコメディーショーなのだが、70、80年代の文化背景や、英語のslangも理解できないと笑えないショーなのだ。日本でいえば「笑点を見て笑えるようになったら帰化するよ」という感じ。