ぐれっぐのことば日記・改

引越ししてみました

なんとなくNYが好き

私の好きな場所の一つにLIRR(New York CityからLong Islandへ行く近郊列車)のForest Hills駅がある。(LIRRについては「終点の一つ手前」を参照。)

二年前の初夏、唯一提出できた論文が落とされ落ち込みつつも、この駅のプラットホームに座り(切符を買わなくてもプラットホームまで入れる)、ぼーっと天気のいい空を眺めつつ数日後に出発するスエーデン旅行のことを思う。そんな時間に心が癒されていたのであろうか。

そして今日、体力回復記念にForest HillsからLIRRでManhattanに向かうことにする。都合よく15分程度待つ時間があったので、買ってきた珈琲とドーナツでぼーっとする。あいにくの天気ではあったが、なかなか心地よい。

一昨日、実はJFK空港のタクシー乗り場に並んでいたときに、前にいた人が6年前に知り合った友人であった。声を聞いたときになんとなく聞き覚えがあり、お互いに向き合って数秒見つめあった後、「アン、スンホ(仮)?」

4ー5年ぶりの再会になるのだろうか? 結局、連絡先も渡せずに分かれてしまったが、実は、彼とは意外なところで1年に1度くらいはばったり会っている。向こうがNYに住んでいる限り、またどこかでばったり会うのだろうと思っている。


「西海岸の人は最初の人当たりはよいが友人関係が長続きせず、東海岸の人は最初はとっつきにくいが友人関係が深く長続きする」といわれるが、なんとなくそれを実感する次第である。



もしかしたら自分は「なんとなくNYが好きなのかも知れない」