ぐれっぐのことば日記・改

引越ししてみました

空っぽのお墓 (Easter)

ぶっちゃけた話、あなたが奇跡を信じようが信じまいがそんなことは些細な違いでしかないし、私が奇跡を信じようが信じまいがそれも、また些細な違いでしかないのだ。


でも。もし、あなたが救世主と言うものを信じていたとして、あなたはその人の行いを直に目にしたり話を聞いたりしているものとする。あなたはこのすさんだ世は彼によって救われるのだと言う希望をもっている。

しかし、ある日、あなたはとんでもないニュースを聞くことになる。その人が処刑されると言うのだ。公開処刑と言うものらしく、テレビのニュースで見たり、ラジオで聞いたり、最悪の場合、現場で直接見てしまうことになるのかも知れない。

唯一つ、信じていられたものを失った気もちにあなたは共感できるだろうか?
救世主として活躍していた人の死に直面した苦しみの顔を見たときに、残されていた希望が失われた気持ちを感じることができるだろうか?


そして処刑が遂行され彼の遺体が埋葬された3日後、人々は彼の予言を思い出すことになる。「彼のものの肉体が亡びし3日後に、彼は復活する」

そして、人々は彼の墓に群がり、ある者は半信半疑で、ある者は不安に胸を掻きむしりながらそのときを待っている。そして、墓が開かれそこには、






何もなかった。
'May you always find an empty tomb.'
あなたの心の中に常に「空っぽのお墓」がありますように。