ぐれっぐのことば日記・改

引越ししてみました

Hempstead, NY (LIRR恐るべし)

  • ディーラーのある町Hempstead。家からはくるまで25分くらいのところにある中途半端な町。朝7時半のアポイントメントで前回は最寄り駅まで5分ということを知らずに、ディーラーのシャトルバンをお願いし8時3分の電車に乗り遅れたが、今回は7時43分には駅に到着。進歩が見られる自分に満足。ところでこの駅はLIRR・Hemstead支線の終着駅であるのでそれなりに立派であるが、朝のラッシュ時でも20分間隔なのにホームが4つもある。電光掲示板による出発案内まである豪華さであるが、なぜか到着列車も出発として表示されている。『今度の電車は7番線より7時49分発Hempstead行き』というのは「7時49分に列車が7番線に到着する」という意味であり、しかも、それは掲示板の2つ下にある『7番線より8時20分発Flatbush Ave行き』となる折り返し電車なのである。さらにご丁寧にも7時49分までは『7番線の電車は降車のみ、ご乗客にはなれません』とまで表示される。大嘘。この電車はすぐに折り返され、ホームに2,3人しか人が待っていないこの駅で整理乗車のためのいったんドアを閉めてからの乗車など存在しないし、車内清掃などもない。全く意味不明だ。
  • この支線はHempstead駅を出てから北上し、すぐに心理学で有名なAdelphi大学のあるGarden City駅の直前で西にほぼ90度曲がる。ここまではママチャリで普通に走ったほうがよほど速い。高々数百メートルを走るのに6分もかかっているのだからたいしたものだ。ちなみに完全電化されている。全く意味が分からん。ちなみにこの8時3分発の電車はExpressと呼ばれているが、それはこの支線が本線に合流するひとつ手前の駅からマンハッタンのPenn Stationまで停車しないからである。それがどんなにすごいことかは横須賀線の久里浜発東京行きの電車が北鎌倉を最後に東京まで停車しないという状況を考えてみるとよろしい。LIRRのPenn Station行きの朝のラッシュはこのような区間急行のようなものからなりたっていて、その多くは全ての線が合流するJamaica駅を通過する。乗換えなどさせないのだ。この本数をさばくため、JamaicaとPenn Stationの間は複々線であるにもかかわらず、朝は3本をPenn Station行きに使い、1本だけをJamaica方面行きに使う。夕方のラッシュ時は当然、3本をJamaica方面行きに使い、Penn Station行きは1本だけだ。それでも本数が多いため、Penn Station近辺では入線列車がかなり混雑し、入線を5分くらい待たされるのはざらだし、入線番線は毎日違う、しかも、この混雑にかかる時間は時刻表に織り込まれ済みであるため、乗客からの不満は出ない。運が良ければ早くつくこともある。どうだ、すごいだろう。見習え、JR西日本。(意味もなく威張る)