ぐれっぐのことば日記・改

引越ししてみました

スプートニクの恋人 (村上春樹)

気が向いたときにぱらぱらと一部だけ読み返しても面白いのが、村上春樹小説のいいところである。昨日は「スプートニクの恋人」に目を通していた。読み始めたときと比べて、自分の好きなシーンが変わって行くのを見るのも面白い。

今回のシーンは「主人公(男性)がすみれ(主人公の女友達)の引越しを手伝った後、すみれに対する性欲を交えたどうしようもなくやるせない気持ちが沸いてくる」というところであり、そのシーンが英語になるとどんな風に聞こえるのか知りたくなって、とりあえず英語版を見たところ、アマゾンに「本の内容を検索」というのがあった。もちろん、全文は一度に読めないようになっているのだが、検索結果の前後2ページが読めてしまうので「該当箇所をちょっと読んでみたい」という要望には応えられる様になっているし、その気になれば、少しずつ検索をしながら全文を読んでしまうことも可能だ。


私のお気に入りシーンは"moving"というキーワードで探せた。大元を読んだ人は英語版の65ページの下半分から読み比べてみると面白いと思う。読んでいない人は英語版を読んで元の日本語を推測するのも乙なものかと思う。