自動書記 / Free Writing (Jpa)
ええ、そうなんですよね。一週間も経ってしまったわけなんですよ。思ったより時間が早く過ぎているって言うのはあまりいいことではないんですけどね。しかも、あまりお伝えできることなんてないんですよ。まあ、それが人生って奴ですか... でもね、そんなふうに新しい発見の一つもないなんてのが人生だったら、人生の意味って何なんですか? だから、時間が過ぎていくことを感じることもできないってのはかなりやばい事態なんですよ。目をつぶって、しばらくして開けたときに一週間経っていた。そんなふうに、私の8日間は過ぎてしまったわけなのです。iKnowの皆さんお知らせの一つもできなくてごめんなさいね。
さて、この書き物はJ-Girlさんが「フリーライティング」と呼んでいたものです。手順その1、「ペンと紙を用意する」 まあ、最近ではラップトップがペンと紙に置き換わったものとしましょう。その2、「テーマを決める」 ふむ、これでは「フリー^2ライティングと呼ばなければいけませんね」 この書き物ではテーマなんてものはありませんから。その3、「書く時間を決めて、タイマーを設定する」 あれあれ、「フリー^3ライティング」と呼ばなければいけなさそうですよ。やめたいときに勝手にやめますからね。何か文句ある? ないね? よろしい。その4、「時間内は、ひたすら手を動かし続け、文章を書くことに集中する。アウトラインは作らず、この時点では、論理性や細かな間違いは一切気にしない」 この部分、私のお気に入りです。その5、「頭に浮かんだことをそのまま書いていきなさい、このお馬鹿さん!」 いえいえ、J-Girlさんは優しい人ですので、「お馬鹿さん」なんて言いませんよ。その6、「時間がきたら、書けたワード数を数える」*1 さて、誰かここまでで何語書いたか数えてくれませんか?
おーけい、それだけじゃ面白くないですね。何かお話でもしましょうか。私の同僚が火曜日にNYにやってきたわけなんですよ。かれこれ1年半ぶりくらいになります。さて、ここからが面白いところ。その同僚と彼の奥さんはインド出身で、アメリカでは就労ビザ(H1-B)を取って仕事をしていたのですが、何年かに一回は延長しなければいけないわけなのです。ビザの延長を申請するときはアメリカ国外に一旦出なければいけません。彼はカリフォルニアに住んでいたので、カナダのバンクーバーを選びました。そんなときあまりよろしくないことが起こりました。CIAが彼と同じ名前を持つ他のインド人の情報をテロリストグループに属する人たちのリストに入れていたのです。私が思うにCIAの人たちはとても優秀なのかとてもどうしようもないのかどっちからしいです、なんせあの勤勉で無垢な人をとんでもない代物と間違えるくらいですから。とにかく私氏の同僚とかれの奥さんはバンクーバーに閉じ込められてしまいました。1年もの間です。信じられないでしょ。1年なんて目を閉じて開けるだけでは過ぎ去りはしませんからね。私の会社もそれなりに手を尽くしたのですが、彼が最終的にビザの発行を受けたのは、カナダ政府から国外退去命令の手紙を受け取ったその日だったのです。まあ、その後、オークランドだかサンフランシスコ空港で彼がどれだけナーバスだったか想像がつきますね。移民官に「変な人」だと思われなくてよかったです。
さて、私の同僚はいまやハッピーなカリフォルニアンです。彼が戻って最初にしたことは1ヶ月の休暇をとってインドに帰り、彼と奥さんの家族に会いに行くことでした。カリフォルニアで仕事をすることでいいことの一つに、有給休暇を次の年に繰り越しすることができることです。彼はこつこつと有給を使うことなく1か月分貯めていたのでした。まあ、あんなことがあった位ですから、ボーナスとして1ヶ月くらいもらってもいいところですけどね。もちろん、家族に会いに行くというのは表向きの理由に過ぎません。裏の理由は同姓同名の悪者を探し、(ごにょごにょ)。うまくいくと(おっと)、うまくいってはいけません。私もカソリック教徒の端くれですから人には優しくしないといけませんからね。
今日はこの辺で。私の同僚はまだNYに滞在しています。うちのグループで金曜日にコーシャー(ユダヤ教の掟{おきて}にかなったもの)のステーキハウスへランチを食べに行きます。どうしてコーシャーかって? うちのグループにはユダヤ教正統派の女性がいるのですよ。だから、グループランチを食べに行くときはいつもコーシャーレストランなのです。グループのみんなも楽しんでいます。特に今回行くところは私のお気に入りでもあります。おいしいピックルがあるんですよ。
ハッピーエンディングでしょ、違う?
ちあーす