身の回りに起きていることと直感に基づくでたらめな市場占い (2)
私も小さなプロジェクトを管理することになり、パートさんを何人か採用したのですね。仕事の内容は単純であるにもかかわらず、MBA保持者、英語以外に3ヶ国語を操れる人などとんでもない人材が応募してくるわけです。そんな人を面接しながら「今どんな感じなのよ?」って聞くと、世の中いろいろ大変らしいのです。自分の仕事だけに一生懸命になってしまうと中々気づかないものですが。
うちの会社はすばらしいトップマネジメントのおかげで、こんな時期でも新しい人材を募集する余力があるわけで、この人材買い手市場で(人材放出ではなく)採用側のポジションにつけるというのはとてつもない強みだと思うのですね、
さて良くも悪しくもある従業員は退職を余儀なくされて別の仕事や勤め先を探さなければいけないということは、会社の枠を超えた人材の再編成が起きているということであり、人の動きがそれなりにあるというわけです。たとえば、ボストンのとある会社に勤めていた人が部門ごと切られてしまって泣く泣く西海岸はサンフランシスコにて新しい職を探すことができたという感じ。そういう動きってそれまでのキャリアアップなどポジティブな理由での動きよりも切羽詰っていて、この時期それなりの数が動いているものと思われるわけですよ。
ってなことを考えると、そろそろ不動産の動きが出始めるころかなとも思うわけで、でも、さすがに新天地にて家を買ったりはしないだろうから動きがあるのは、すでに家を持っていた人が貸しに出したり、引越し先の賃貸を探したりという、借家、アパート関連の動きが活発になるのではないかと思われるのです。賃貸部門が強い不動産会社とか、大都市で新しく引っ越してきた人に働きかけられるだけのマーケティングをもっている会社あたりが注目されるのではないかとGCTで買ったハイネケンを電車の中で飲みながら密かに思っているのですが。こんなところでぺらぺらしゃべってしまっては密かでもなんでもないのです。また前回のように後出しじゃんけんだと言われるのも癪なので、現時点で晒してしまうだけのことであってこんなたわごとを当てにしてへんてこりんな株など買ってしまいませんように。