どうして有機化学を勉強したくなったのか
Khan Academyの講義を色々見ているうちに、だんだん自分が何をやりたかったのか分からなくなりつつあるので忘備録を兼ねて元々の動機を書いておくことにします。
実は高校で同じ化学の授業を取っていた初恋のあの子が、、、というわけではなく、日本で「風邪薬は一日三回食後に服用」という文化で育ってきた自分には奇妙なアメリカでの解熱剤の服用方法にあります。こちらでは子供が普通の風邪で熱を出した時には、解熱剤で症状を抑えつつ自分の免疫で治すというのが定番らしく、医者にかかっても余程のことでない限り抗生物質を出してもらうことはありません。普通の薬局で買える解熱剤は『4時間毎に服用』なのですが、実は裏技があって、Advilなどのイブプロフェン系の薬とTylenolなどのAcetaminophenの薬は相互作用がないので『2時間おきに交互に服用してもいい』らしいのです。
なんか目に見えない副作用ありまくりの民間療法のようですが、医者に聞いても大丈夫だと言われたり。アクロバットで不思議だなあと常々思っていたのです。
そんなことをつらつらと考えていたら、人間の体が化学物質に反応するのを薬として医学に応用するというのは面白いなあとか、どういう仕組で働いているのかなあとか、高校を卒業したあの子はどこで何をしているのだろうとか、考えたりしていたわけです。
まあ、有機化学を勉強したくらいで、生化学の辺りまで触れることはないでしょうが、Khan AcademyにはBiologyのコースもあるし、Healthcare Medicineのコースもあるしで、その基礎となる有機化学を見てみたいと思った、元理系だったのに物理、化学、数学がしんどすぎて、言語学を勉強するという大義(言い訳)をもって、文転した意気地なしのおっさん40歳のたわごとです。
ちなみに姫は大学の時に何を血迷ったか有機化学の授業を取り、相当苦しんでおりました。密かにリベンジです。