週一くらいでことばについて何か書けるか?(第一回)
えーと、この日記の名前は「ことば日記」だったはずなのですが、だいぶ「日記」のほうに重点が置かれてしまっていたのでここらで少しは「ことば」の方にも注目してみようかなと思ったのであります。仕事柄、いろいろな国の言葉で書かれた(投資系)文書を目にすることが多くなったので何かしら面白いものが見つけられるのではないかと思ったのであります。ぼちぼちと書き溜めていったら、そのうちに私のような言語オタが検索で見つけてくれるかもしれないなどと思ったのであります。
それでは第一回(続くのか?)、
第一回: 「資産」
英語ではAssetなのですが、他の国の言語ではActivを語根とするものが圧倒的に多いようです。何故かなんて聞かないでください。初めてそれを知ったときにあまりにも多くの言語がActivを語根としているので英語だけがへんてこりんなのかと思っていたら、少しは例外的なものもあるようです。Wikipediaで見つけたものを載せてみます。
それではAssetの仲間を英語も含めて三つ、なぜアルバニア語?
言語が近そうなものでまとめてみましたが、普通に長いリストです。
インドネシア語は旧宗主国の言語、オランダ語からの借用語なのかもしれませんね。
ゲルマン語系、ロマンス語系の区別は特にないようです。
スラブ語系に入ってもさしたる変化なし、西ヨーロッパからの借用語なのかもしれないとべラルース人に言われたのですが、実際のところどうなんでしょう?
- Aktyvas (リトアニア語)
- Aktywa (ポーランド語)
- Aktivum (チェコ語)
- Aktiva (クロアチア語)
- Актив (ロシア語)
- Актива (セルビア語)
- Актив (ウクライナ語)
さて、ここから例外、
スエーデン語よ、なぜ独自路線を行く?「てぃるごん?」
全然関係ないですけど、似た単語でtillitというのは「信頼」という意味です。いや、ぜんぜん似てないですね。
前から読んでも後ろから読んでもtillitで面白いので、日本のサイトだとまだ誰にも注目されていないのでユーザネームに使ったりしているのですが、皆さんまねをしないデックダサいね。(typo+変換)
ハンガリー語はヨーロッパの中で言語的に「離れ小島」だそうです。フィンランド語に近いといわれていますが、「かなり違う」とチェコ人が言っていました。wikipediaにはフィンランド語でのAssetに関する項目が見つからなかったので、後日、報告することにします。ところでこれどうやって発音するんだ?「えすくす?」
さて、漢字系言語はお互いに近いのですが、ヨーロッパとは一線を画しているようです。ちなみに、韓国語の読みは「ちゃさん」で同じ漢字を当てます。誰か、中国語の発音をピンインで教えてください。
それでは最後にペルシア語(アラビア語の項目はなかった)、どうやって発音するのでしょうね?